あめ買い寺通りの謎@福岡市
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最近とおるようになったところの近くに
「あめ買い寺通り」なるものがある。
近くには寺はあるけど飴やさんってあったっけ?
ってか、そもそも飴やさんって今存在するの?
という感じで疑問に思ったので調べてみました。
以下は福岡市ホームページからの引用です。
飴買い幽霊
毎晩、丑三つ時(午前2時ごろ)になると飴屋の表戸をトントンとたたいて、若い女が飴を買いに来ます。
不審に思った飴屋がある日女の後をつけていくと、安国寺の中に消えていきました。境内には新しい卒塔婆(そとば)が立っていて、地中から赤ん坊の泣き声がします。
寺の住職と墓を掘ってみると、亡くなった母親から生まれた赤ん坊がいました。乳も出ず、死ぬに死にきれぬ母親が幽霊となり、飴で我が子を育てようとしたのでしょうか。
墓から取り出された赤ん坊も、日を経ずして亡くなりました。寺の記録によると延宝7年(1679年)のことです。
今も安国寺の境内には「岩松院殿禅室妙悦大姉」と彫られた女の墓が建っています。その横にしがみつくように立っている墓には「童女」と刻まれています。
安国寺は現在の天神三丁目にあります。
とのことで福岡市公認?の通りと伝承みたいですね。
あめ買い幽霊の話しは全国で伝承されているようで
Wikipediaにも項目としてありました。
子育て幽霊 - Wikipedia
調べた限りでも、京都は「子育飴」という名前の飴があったり、長崎、福島、石川、福島など各地で点在しているみたいです。
亡くなったけど、その後も子供のことを思い、じぶんの分身である子供のために母親は尽くしているのですね。
母親のみならず両親も大事にしないといけないと改めて思ったのでした。